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料理講師の考える子どもの食事マナーのお話

今日は食事のマナーについて

思っていることを述べてみます。

 

反対意見たっぷりだろうな。

と覚悟の上です。

 

私の食事に対するモットーは

食べること、

食べている空間が

楽しいか。

です。

 

 

幼稚園の頃は人一倍体も小さくて

毎日毎日お弁当を残して帰って

「今日は全部食べた?」と聞かれることが

震えるほど怖かったのを覚えています。

 

小学校になり、家庭訪問、三者面談

なんの席でも

「優ちゃんは食が細くて。

食べないんです。残すんです。」と

話題になると、

もー、怖くてちびっちゃう。

 

本当に食事に関しての話題が

怖くて怖くて嫌でした。

 

 


そんな私もいつの間にか

人一倍食べるようになり、

食事を楽しむ。ようになったのは

いつだろう、なんでだろう。

 

親と食べなくなってから・・?

あれこれ言われなくなってからかな?

なんて。

 

 

 



子どもたちの食事でよく

「マナーって大事」と言います。

 

お箸きちんと持って。

こぼさないで。

左手はどこ。

くちゃくちゃ言わないで。

口に入れたまんましゃべらないで。

・・・・

まだまだいっぱい。

 

 

そんな毎回毎回

注意されて食べていたら

美味しいものもおいしくないよ。

と思います。

 

もちろんマナーは大事。

少しでもきれいに食べたいし、

一緒に食べる人に

不快な思いはさせたくないし、

させてないと思う。

それは親が

うるさく注意してくれたから

だとも思う。

 

でもね、

私は保育室に勤務していた

3年の間、マナーは二の次。

と思ってきました。

 

おいしいね。って食べる空間が

楽しかったら、

その楽しいを毎回毎回続けて

「食べるって楽しいね」が

わかってきたら次はマナー。

 

それじゃぁ遅いのかなぁ。

 

イメージしているのは

幼児食のころはまだ楽しいね。

を満喫。

 

小学校に上がるころから

マナーのお勉強。

 

 

それじゃぁ、遅いか・・。

 

 

でも楽しくおいしく食べたい。

ほら、あれダメ。これダメ。

って
言いながら食べるの、

つまんないんだもの。

 

 

って書きながらわが子たちは

どうかというと・・。

 


小さいころから食事のマナーに

うるさかったらしい義母に、

きっちり育てられた主人が


息子たちに

「ほら、あれだめ。それだめ。」を

言うので

きちんと育っているように

思います(笑)

 

その横で私は

ご飯がまずーい。。

と思うのですが。

 

食事のマナーは大事。

でもまずは

「食べるって楽しい」を

知ってから。

 

と思っているお話でした。